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イセエビ漁が解禁され、各地で展開される企画をPRする関係者=2024年9月10日午前11時56分、宮崎県庁、中島健撮影

 今月、漁が解禁されたイセエビの「とれたて」を食べてもらおうと、日南海岸と日豊海岸の飲食店や宿泊施設がキャンペーンを展開している。

 日南市では今年39回目の「日南海岸伊勢えびまつり」が開かれている。市内のホテルや旅館、飲食店計15店がイセエビの刺し身や汁物などの料理を提供する。宮崎市青島地区の飲食店など8店を加えた23店では、宮崎牛やペア宿泊券などが抽選で当たるスタンプラリーを実施。参加施設の宿泊客が台紙を受け取り、イセエビを食べてスタンプを集める趣向だ。いずれも11月30日まで。

 また、延岡市と大分県南部の佐伯市では12月1日まで、「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」が開かれている。イセエビのコース料理や定食が両市の計29店で味わえる。

 実行委員らは10日に河野俊嗣知事を表敬訪問した。「日南海岸」の本田清大・実行委員長は「黒潮にもまれ、身が締まったイセエビが取れる。趣向を凝らした料理を味わってほしい」。「東九州」の甲斐宏明・延岡実行委員長は「新鮮なイセエビを食べに来てください」とPRした。(中島健)

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